いつも、健康のためにストレッチはいいよ〜と、おすすめしていますが、今回は、そんなストレッチにも危険なことがあるよ〜という点でお話をしていきます。
ストレッチをしようとして、初めから飛ばしすぎてやってしまったりする方がおられます。
始められることは、とても素晴らしいことなのですが、実は頑張りすぎると、逆に怪我をしてしまう可能性があります。
そのひとつに【伸ばしすぎ(オーバーストレッチング)】があります。
オーバーストレッチとは、筋肉を伸ばしすぎることで、これが筋肉にとってストレスになり、小さな組織損傷を引き起こします。
つまり怪我と同じです。ひどい場合は痛み・腫れのように炎症兆候もみられます。
炎症を起こしてしまった組織は硬くなってしまい、結果的に伸ばしているはずの筋肉は硬くなってしまいます。
どのようなストレッチを行うとオーバーストレッチになるかというと、原因は大きく2つで、ストレッチの強度と時間です。
ここは重要なポイントなので、ぜひおさえておきましょう!
まず強度についてのポイントですが、筋肉が引っ張られ、痛みや不快感を感じることなく伸ばしている位置を数秒間保持できればOKです。
逆に、自分の動かせる範囲を超えて筋肉を伸ばし、筋肉が引っ張られたり、筋肉が緊張したりするのはよくありません。
もっともっと伸ばそうと、反動をつくるのもダメですね!
次に時間ですが、時間に関しては、基準はありませんが、イメージで言うと、強度との掛け算になります。
強度の弱いストレッチであれば1分くらいキープしても問題はありません。
1分って長くない?と思われる方もおられると思いますが、体が硬い人は、むしろ強度を弱めで、時間を長めにして、筋肉を伸ばした方がいいとも言われています。
逆に、時間を30秒にと短くして、強度の強いストレッチをおこなうと、オーバーストレッチになる可能性もあります。
特にオーバーストレッチがかかりやすいのが、腰・太腿の裏(ハムストリングス)・内ももです。
特にハムストリングスの過剰なストレッチで痛めてしまう人は、当院で、ストレッチで痛めたという方の中では、非常に多いような気がします。
また、オーバーストレッチになったかどうかの判断としては、「ストレッチをした次の日に痛みがある場合は、オーバーストレッチの可能性が高いと思われます。
このように、ストレッチをする事で反対に痛みなどが出てしまうこともある為、気をつけて行なっていただければと思います。
しっかりストレッチをしたい方は、定期的に、当院でストレッチをうけると、より筋肉が伸びやすくなるので、定期的ケアにおすすめです!
ストレッチは、体にとてもいいものですが、なにごともやりすぎには注意しておきましょう!
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