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腱鞘炎について:女性に多い理由とセルフケアのすすめ

腱鞘炎は、特に女性に多い疾患です。その理由として、男性と比べて筋力が少ないことや、関節の可動域が広い傾向があることが挙げられます。このような身体的特性から、日常生活や仕事の中で手や指を酷使することで腱鞘炎を引き起こしやすくなるのです。

腱鞘炎になりやすい人の特徴

腱鞘炎になりやすい人は、以下の特徴があると言えます:

  • 全身の筋力が不足している
  • 気血(生命エネルギーや血液の巡り)が不足している

気血の不足を改善することは、腱鞘炎の予防や回復において重要です。気血を増やす方法の一つとして、ペットボトル温灸をおすすめします。この方法は、足三里(あしさんり)、湧泉(ゆうせん)、腎兪(じんゆ)付近に行うと効果的です。

痛みが出る位置と経絡の関係

腱鞘炎による痛みが現れる位置によって、関係する**経絡(けいらく)**が異なります。

例えば:

手首の親指側で手の甲に近い位置の痛み
→ これは「手の陽明大腸経」に沿うライン

手首の親指側で手の内側の痛み
→ これは「手の太陰肺経」に沿うライン

私たちが普段、「ツボ」と言っている正式名称は「経穴(けいけつ)」と言います
この経穴がずらっと並んでいるラインを「経絡」と言います。
ここは気血の通り道とされていて、このライン付近で筋肉や骨格についての痛みや異常が出ている場合は、その経絡に問題が発生しているとも考えられるので、そのラインに沿って刺激をしてあげるのもおすすめです。

セルフケアの方法:経穴・経絡を刺激する

腱鞘炎のセルフケアとして、経絡を刺激する方法を取り入れることが有効です。以下におすすめの方法を紹介します。

1. 爪楊枝で刺激する

爪楊枝を使い、経絡上を軽くトントンと刺激することで、気血の流れを良くすることができます。

2. ペットボトル温灸

ペットボトルにお湯を入れ、経絡上を温めるようにゆっくりと滑らせる方法です。特に痛みが強い箇所があれば、そこを重点的に温めると良いでしょう。

3. 痛みのあるポイントを押す

経絡上で押して痛みを感じるポイントがあれば、その部分を併せて刺激します。ツボ押しや温熱療法を組み合わせると、さらに効果が期待できます。

当院の施術とおすすめポイント

当院での、腱鞘炎の施術においても、経絡の走行上の施術をおこなっています。鍼灸施術では、特に意識しており、痛みの原因となる筋肉や骨格の状態を整えながら、気血の流れを促進するために経絡に沿った施術を行っています。また、使い方も非常に重要で、痛める方には、痛めやすい特徴的な体の使い方を行っています。

手なので、どうしても日常生活で使わざる負えないため、上手な体の使い方が重要になります。

もしセルフケアだけで改善が難しい場合は、当院へお任せください。
早めに適切な対処を行うことで、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。

まとめ

腱鞘炎は女性に多く見られる疾患ですが、適切なセルフケアを取り入れることで改善や予防が可能です。経絡やツボを意識したケアは、身体全体の健康にも役立ちます。

もし痛みが慢性化している場合や、自己ケアに限界を感じる場合は、当院で治療を受けることを検討してみてください。日々のセルフケアと専門的なサポートを組み合わせることで、より効果的に腱鞘炎を早期に改善できます。

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