症状一覧頭部・頸部

頸椎椎間板ヘルニア(けいついついかんばんヘルニア)

こんなお悩みはありませんか?

・手の痺れがこのところ続いている
・首を動かすと手の痺れが増してしまう
・朝目が覚めると腕に痺れを感じる
・腕の力が入りにくい
・ボタンをかけたりお箸を持ちづらくなった

上記のあてはまる方は、「頸椎椎間板ヘルニアを患っているかもしれません。

頸椎椎間板ヘルニアとは、椎間板の変性により、椎間板の組織の一部(髄核) が突出した状態を言います。症状が軽度の場合は首の痛み、肩こり、軽い手の痺れなどが生じ、重症化することで手や腕の感覚低下、握力の低下、細かい手指の作業に支障をきたします。不良な姿勢やスポーツによる外傷などが頸椎椎間板ヘルニアと関連していることが報告されています。

一般的な治療期間

片側の腕のみに軽い違和感を感じるような軽症例では、安静により約6〜12週間で症状が軽減します。 一般的な症例では6ヶ月で約55%の人が症状が改善すると報告されています。神経症状が強く日常生活で支障がある場合は早期に手術療法を行なうことが推奨されます。



頸椎の機能と解剖・痛みの原因

頸椎を含む背骨を構成する骨を椎骨と呼び、頸部にある椎骨を頸椎と呼びます。頸椎には7個の椎骨が あります。また、それぞれの椎骨と椎骨の間にはクッションの役割を果たす椎間板があります。

頸椎椎間板ヘルニアは、変性した椎間板の髄核が、後方の線維輪を部分的あるいは完全に穿破し、椎間 板組織が神経を圧迫し、頸部痛・上半身の神経症状を引き起こす病気と言われています。

当院での施術

腰椎椎間板ヘルニアと同じで、まずは、早期にきちんと治療を行い、生活習慣を改善していけば、高頻度で症状は改善します。

当院では、基本施術である徒手療法(ほぐし)・電気治療・温罨法に加え、筋肉の緊張を緩め、柔軟な体をつくっていく、ストレッチを行っていきます。関節の可動域制限が強かったり、不良姿勢が強い場合は姿勢改善のために背骨骨盤矯正を行っていきます。また、ヘルニアに対しては、運動療法を加えた治療が効果的で、高周波EMSにより、姿勢保持が行いやすくなり、さらに改善しやすくなります。
ほとんどの場合が姿勢の不良による首への負担が原因で症状が誘発されるため、悪い生活習慣が改善していなければ症状が悪くなったり、ひどいと再発してしまいます。そういった、生活上での指導も合わせて行っていきます。

日常生活における注意事項

頸椎椎間板ヘルニアは、デスクワークなどの不良姿勢(屈曲姿勢の持続)が原因で生じると言われています。デスクワークでは正しい姿勢を意識して座るようにしましょう。また、長時間にわたる同一姿勢は痛みを悪化させる可能性があるため、30分間隔でこまめにストレッチなどを行うようにしましょう。

症状改善に必要な体操

一般的には頸椎・胸椎周りの可動性が減少することで、不良な姿勢となりヘルニアが発症・悪化すると言われています。不良姿勢を改善し、頸部にかかる負担を減らしていきましょう。

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