あけましておめでとうございます。
本年も、健康で幸せなライフスタイルを送っていただけるよう、動ける健康な体作りをコンセプトに努めてまいりますので、本年もよろしくお願いいたします。
当院では、筋力・柔軟性・可動性の3つのバランスに加えて、自律神経・メンタルを合わせた5つのバランスを整えることを意識しています。
そして、これらのバランスが崩れる要因として、姿勢があります。
通常の姿勢の意識の仕方は、静止時の姿勢(立っている、座っているなど)の形を重視します。しかし、当院独自の姿勢調整法では、動きを前提とした「動き」と「安定性」を両立させる姿勢意識になります。
正しい姿勢を意識して、動きやすい体作りを行っていきましょう!
姿勢を整えるのはなぜ大切なのか?
日々のスマートフォンの使用やデスクワークが、私たちの姿勢にどれほど影響を与えているか考えたことはありますか?姿勢は単なる見た目の問題ではなく、身体的な健康、精神的な幸福、そして長期的な健康維持に大きな影響を及ぼします。
身体的な健康の向上
正しい姿勢を保つことで、背骨や関節にかかる負担が軽減されます。これにより、腰痛や肩こりの予防だけでなく、血液循環や呼吸の効率も向上し、体全体が軽やかに動けるようになります。
精神的な幸福感の向上
姿勢を整えると、不思議なことに気持ちが前向きになります。前かがみの姿勢はネガティブな感情を引き起こしやすい一方で、顔を上げた姿勢は自信に満ちた印象を与えるだけでなく、実際に脳も同様の反応を示すことが分かっています。
長期的な健康維持
悪い姿勢を放置すると、慢性的な腰痛や内臓の圧迫による消化不良など、さまざまな健康問題を引き起こします。今のうちから姿勢を見直すことが、健康的で幸せな人生への第一歩です。
筋力・柔軟性・可動性のバランスが重要な理由
当院で重要視しているのが、筋力、柔軟性、可動性のバランスで、正しい姿勢を維持するためにも、これらがバランスよく備わっている必要があります。これらが整えば、自然と正しい位置で体が安定し、動きの効率が向上します。
- 筋力の役割
安定して動きやすい体をつくるためには、インナーマッスルと呼ばれる筋肉が重要です。特に腸腰筋や腹横筋といった筋肉がしっかり機能することで、体の土台が安定します。また、他の筋肉もバランスよく連携し、スムーズに力を発揮できる状態が理想的です。 - 柔軟性の役割
硬くなった筋肉は体の動きを制限します。また、筋膜が癒着している場合、皮膚が引っ張られて動きにくくなるだけでなく、突っ張るような痛みを引き起こすこともあります。筋肉や筋膜を整えることで柔軟性が高まり、自然で滑らかな動きが可能になります。 - 可動性の役割
関節には「動く関節」と「安定させる関節」があり、動く関節が歪んだり動きにくくなると、安定させる関節が代償動作によって過度に動かされるようになります。その結果、筋肉や他の関節に負担がかかり痛めたり、無駄な筋力を使うことで疲れやすくなります。関節の歪みや動きの悪さを改善することで、体への負担を減らし、動かしやすい状態を作ることができます。
金本式姿勢調整法
当院独自の姿勢調整法なので、金本式姿勢調整法と名付けました。
金本式姿勢調整法は、足裏から体幹、全身の統合までを段階的に整える独自のメソッドです。金本式姿勢調整法の最大の特徴は、「動ける健康な体作り」というコンセプトに基づいた姿勢改善です。このアプローチは、従来の「静的な姿勢を作る」考え方から、「動的な安定性と自然な姿勢」を目指す全く新しい方法です。ステップ1から順にやってみましょう。
ステップ1:足裏の重心意識を高める
足裏の三点(母趾球、小趾球、かかと)が均等に接地させ、足裏の重心を正しく意識することは、姿勢の基盤を作るうえで非常に重要です。この段階を最初に行うことで、体の安定感が増し、その後の動きや姿勢調整がスムーズに行えます。また、足裏の感覚を高めることで、立位における全身の連動性が高まります。
以下の動きを試してみましょう。
- 今、自分の体重がどこにかかっているか確認。
つま先に重心が偏っていますか?かかとでしょうか? - つま先立ちをして、ゆっくり、かかとをおろし、かかとに重心を移動。
足裏全体が地面に触れている感覚を確かめてください。 - 三点支持を意識。
母趾球、小趾球、かかとが均等に接地していることを感じてみましょう。
ステップ2:体幹を締めて安定感を向上
足裏が安定した後、お尻・お腹・喉元を締めることで体幹の中心が整います。特に骨盤底筋(お尻)、腹横筋(お腹)、舌骨筋群(喉元)の意識は、正しい姿勢を保つための大切なポイントです。
お尻、腹部、喉元を順に締め、体幹を安定させます。
- お尻
骨盤底筋(肛門付近)を「持ち上げる」ように軽く締める意識を持つ。
椅子に座っている時に肛門を引き締める感覚を思い浮かべる。 - お腹
みぞおちから下腹部(へそ下)までを「背骨に向かって引き込む」ようにお腹をへこませる。
腹式呼吸を使い、息を吐く際にお腹が自然と引き締まる感覚を確認する。 - 喉元
顎を軽く引き、目線はまっすぐ前方。
頭頂が天井に引っ張られるイメージを持ちながら、首の後ろを真っ直ぐに整える。
頭を後方に軽く引くことで、喉が「締まる」感覚を意識。
ステップ3:脱力させる
体幹を締めたら、それ以外は脱力させます。他の部分を脱力させることを組み合わせることで、無駄な力みを排除し、とてもスムーズに体を動かすことが出来るだけでなく、体全体のリラックスと集中を同時に促進させることができます。このメリハリが非常に優れた効果を生み出します。肩や顔、背中、脚に余計な力が入らないよう注意します。
当院で治療を受ける重要性
身体のケアを自分で始めることは素晴らしい第一歩ですが、プロのサポートを受けることで、より効果的かつ安全に改善を目指すことができます。特に、筋肉が硬くなったり関節が歪んで動かしにくくなっている場合、自力での改善には限界があります。このような状態では、専門家の施術を受けることで、筋力や柔軟性、関節の可動性を整え、早期の改善を図ることが可能です。
さらに、定期的に体のメンテナンスを行うことで、健康で自由に動ける体を維持することができ、日常生活をより快適に過ごせるようになります。当院では、一人ひとりの状態に合わせたケアを提供し、根本的な改善とともに健康維持をしっかりサポートします。
健康で幸せなライフスタイルを追求する
筋力・柔軟性・可動性のバランスを整え、金本式姿勢改善法を取り入れることで、自然治癒能力が最大限に活性化され、回復しやすい体をつくることができます。それだけでなく、健康な状態を長く維持することも可能になります。
昨年も、健康な体を手に入れることで、旅行に行くことを再開されたり、新しい趣味を始められたり、今続けている趣味をより快適に楽しめるようになった方が多くいらっしゃいました。今年も、そんな素敵な変化を体験される方をさらに増やしていきたいと考えています。
また、今年度は新たに「マインドフルネス講座」「メンタルトレーニング」「アーユルヴェーダ講座」をスタートさせ、心の健康にも力を入れていきます。心身の両面からアプローチすることで、皆さまがより健康で幸せな日々を送れるよう全力でサポートしてまいります。どうぞ楽しみにお待ちください。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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