たいようのつぶやき

筋肉にアプローチする理由

あらゆる体の不調に対して、私たち施術者は筋肉に対して施術を行います。
(当院では、トムソンテクニックで、関節に対してもアプローチしてますが、ほとんどは筋肉に対してのアプローチが多いですね)

たとえば、腰椎ヘルニアという疾病の場合も、筋肉にアプローチをかけます。
治療をうけられている方の中には「筋肉をほぐして良くなるの?」と思われる方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな疑問に対して、解説していきたいと思います。

腰を例に考えてみよう!

まず、腰椎ヘルニアの場合、今回は詳細の説明は省かせていただき、簡単に説明すると神経系が障害されている状態になります。神経系が障害されるとなると、かなりの重症です。なぜなら、重要な神経のほとんどは、骨で守られており、外からの刺激で、直接的に神経系を障害されることは、ほとんどありません。

肘を強く打ったり、正座などで長時間圧迫していると、末梢神経にストレスをかけることはできますが・・・

だけど、私たちの体の中で、脳や脊髄などの重要な神経は骨によって守られています。

神経と骨と筋肉の関係

骨は神経を保護するために非常に重要な役割を果たしていますが、同時に不安定な一面も持っています。例えば、脊柱(背骨)は積み木のようにブロック状の骨が積み重なってできており、少しでも歪んでしまうと、崩れてしまいます。すると、中にある神経にも負担をかけてしまいます。

ここで登場するのが筋肉です。筋肉は、骨を支えて安定させ、ずれたり歪んだりしないように保つ役割を果たしています。つまり、筋肉が骨を支え、その骨が神経を守ることで、健康な体を維持しています。

なぜ筋肉にアプローチするのか?

日常生活で筋肉に負担がかかると、その結果として骨にも負担がかかり、体が歪みやすくなったり、関節を痛めやすくなります。さらに、骨にかかる負担が増えると、最終的には神経にも影響を及ぼし、ヘルニアや狭窄症といった神経系の障害を引き起こす可能性があります。

筋肉に対してアプローチを行うことで、骨を安定させ、神経への負担を減らすことができます。これにより、重症化してしまった体を、回復しやすい状態に作り出すことが可能になります。

日頃のケアが大切

また、日頃から筋肉をケアすることで、重症化するリスクを減らし、快適な毎日を送ることができます。定期的な施術やセルフケアを通じて、健康な体づくりを行っていきましょう!

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