たいようブログ

その腰痛の原因は広背筋の緊張かも?

前かがみの姿勢を長時間続けていませんか?
私も畑仕事を頑張っているときには、前かがみになることが多くなります。これから稲刈りシーズンや、秋冬野菜を植えることが多くなるので、注意が必要ですね!

ところで皆さんは、前かがみの姿勢が続くことで、腰に痛みを感じたことはないですか?
実は、そんな腰痛の原因のひとつに「広背筋の緊張」があることをご存知でしょうか?腰の筋肉を緩めてもらってもなかなか改善しない!そんな場合は、体全体のバランスを見て、本当の原因の部分にアプローチをかけてあげる必要があります。今回は、そのうちの原因の一つである、広背筋について解説していきます。

広背筋ってどんな筋肉?

広背筋は、背中の下部から腕にかけて広がる大きな筋肉で、背中の外側に位置しています。この筋肉は、腕を動かす時や、姿勢を保つ時に重要な役割を果たします。また、体幹の安定にも寄与しており、腰を支える役割も担っています。

なぜ広背筋の緊張が腰痛につながるの?

前かがみの姿勢が続くと、広背筋に大きな負荷がかかりやすくなります。この筋肉が過度に緊張すると、腰痛の原因となるいくつかの問題が発生します。

  1. 姿勢の崩れ
    広背筋が緊張すると、骨盤や脊椎の位置が正常からずれてしまうことがあります。例えば、骨盤が前に傾いたり、後ろに傾いたりすると、その結果、腰にかかる負担が増して腰痛が発生しやすくなります。
  2. 血行不良
    緊張した広背筋は、周囲の血流を圧迫し、血行が悪くなります。筋肉に十分な酸素が供給されないと、疲労物質が溜まりやすくなり、痛みや炎症を引き起こします。
  3. 神経の圧迫
    広背筋が緊張しすぎると、周囲の神経が圧迫されることがあります。この神経圧迫が痛みやしびれ、そして腰痛を引き起こす原因となります。
  4. 筋肉のバランスの崩れ
    広背筋の緊張が他の背中や腰の筋肉にも影響を与え、全体的な筋肉のバランスが崩れることがあります。これにより、腰痛がさらに悪化することがあります。

どうすれば広背筋の緊張を緩和できる?

畑仕事中やその後に腰痛を感じたら、広背筋の緊張を緩和することが大切です。いくつかの方法を試してみましょう。

  • ストレッチ
    前かがみの姿勢が続いた後は、広背筋をしっかりとストレッチして筋肉をほぐすことが重要です。腕を上げて左右に伸ばしたり、背中を丸めて広背筋を伸ばすストレッチが効果的です。
体を真横に傾け、背中・脇腹を伸ばして、数秒間姿勢を保持します。
  • 定期的な休憩
    畑仕事中に定期的に休憩を取り、前かがみの姿勢から解放される時間を作りましょう。休憩時に簡単なストレッチや軽い体操を取り入れるとさらに効果的です。
  • 姿勢に気をつける
    前かがみの姿勢をできるだけ避け、腰にかかる負担を減らす工夫をしましょう。例えば、膝を曲げて作業する、あるいは腰をサポートするベルトを使うなどの方法がありますが、長時間同じ姿勢にならないことが大切です。

広背筋の緊張が腰痛の原因であることを知っておくと、予防策を講じることができます。
楽しい毎日を過ごすためにも、日々のケアを怠らず、腰の健康を守っていきましょう。


当院では、体全体のバランスを評価し施術をおこなうコンディショニングケア、FMC療法を行っております。腰痛の原因や改善方法についての施術やアドバイスが必要な場合は、ぜひご相談ください。痛みを和らげ、快適に作業を続けるためのお手伝いをさせていただきます。

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