腰の痛みにも様々な原因がありますが、腰痛の原因の一つに「ヘルニア」があります。
ヘルニアとは、体内の組織や臓器が本来の位置から離れてしまう状態を指し、その中でも腰椎椎間板ヘルニアは、腰椎のクッションである椎間板が負荷やストレスによって飛び出る状態を指します。
これが神経を圧迫し、様々な症状を引き起こします。
腰や下肢の痛み、しびれ、筋力低下、さらには排尿障害まで、その影響は幅広いものとなります。
ヘルニアにはインナーマッスルを鍛えるのがよい
ヘルニアで苦しんでいる方々で、ある共通点があります。
それは、
・体が硬い
・体幹のインナーマッスルが弱い
・姿勢が悪い
ことです。
これらの特徴は、腰に余分な負担をかけやすくなり、ヘルニアのリスクを高める原因となります。
インナーマッスルは、体の中心を支え、特に腰椎を安定させる役割があります。したがって、これらの筋肉を強化することは、ヘルニアの予防や改善において非常に重要です。
インナートレーニングをすすめる理由
私は、ひどい腰痛の方には、インナーマッスルトレーニングを進めています。また、何度もヘルニアの手術を受けられている方に対しても進めています。
その理由は強化されたインナーマッスルは、腰椎にかかる負担を分散し、正しい姿勢をサポートしてくれるからです。
正しい姿勢は、腰にかかる負担を最小限に抑え、ヘルニアの改善だけでなく、再発を防ぐ助けになります。インナーマッスルの不足は逆に腰に余分な負担をかけ、ヘルニアを悪化させる要因となります。そのため、これらの筋肉を鍛えることは、ヘルニアに立ち向かうための重要な役割になります。
インナートレーニングに高周波EMSがよい
インナーマッスルのトレーニングには、高周波電気治療器(EMS)が非常に効果的です。
この方法は、通常のトレーニングでは届かない深層部までアプローチし、インナーマッスルを効果的に活性化させます。
高周波EMSは、筋肉を刺激することで硬くなった筋肉をほぐし、柔軟性を取り戻すのに非常に優れています。
さらに運動療法をおこなうとさらによい
インナーマッスルの強化だけでなく、運動療法もヘルニアの改善において欠かせません。適切なストレッチや動作指導、筋力訓練は、全体の筋肉や関節の調和を保ち、負担を軽減します。
これにより、ヘルニアの再発予防に大いに寄与します。
ただし、運動療法は専門家の指導のもとで行うべきであり、自己判断や無理な運動は避けるべきです。ひどい腰の痛みや下肢の痛みやしびれに悩む方は、適切な運動療法を取り入れ、継続的なケアを受けることが重要です。
ヘルニアは日常生活に大きな影響を与える厄介な症状ですが、適切なケアとトレーニングを行うことで、症状が治る方も多くみています。
柔軟のある体をつくり、安定した体をつくることで、動ける健康な体を作ることができます。
ひどい腰痛でお困りの方は、ぜひご相談ください!
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