肩こりや首痛に悩む人は、非常に多くいらっしゃいます。
その原因として、スマートフォンやタブレットなど、長時間、下を見つづける姿勢が増えたことによって首の背骨の可動性が低下し、まっすぐな姿勢が定着してしまうことによって、起こるストレートネットがあげられます。
スマートフォンの文化が続く限り、私たちの生活に潜みつづける、生活習慣病としての健康リスクとなっています。
ストレートネックとは?
首の骨が「く」の字のようにカーブしているのに対し、ストレートネックでは首の骨が真っすぐになってしまう状態を指します。この現象は主にスマホや長時間のデスクワーク、悪い座り方によって引き起こされます。スマホを使用する際、うつむいたままの状態が続くことで、首にかかる負担が増し、正常なカーブが崩れてしまうのです。
ストレートネックのこわい症状
肩こりや首痛が主な症状として現れますが、これが進行すると痛みやしびれ、背骨の変形によるヘルニアなどが起こる可能性があります。手足の冷え、頭痛、眼精疲労、吐き気、めまい、慢性的なだるさ、血行不良などもストレートネックのサインです。
ストレートネックのチェック方法
自分で手軽にチェックする方法があります。壁にお尻と背中を付けて立ち、後頭部、肩甲骨、お尻、かかとが自然に壁についているか確認しましょう。これらの部位が自然につかない場合、ストレートネックの可能性が高まります。
ストレートネック予防法
では、どのようにしてストレートネックを予防できるのでしょうか?
- スマホの長時間使用を控える: 長時間使用する場合は、目の高さで使用するように心掛けましょう。
- 同じ姿勢を続けない: 20~30分ごとに姿勢を変えたり、立ち上がったりしましょう。
- 枕の高さを見直す: 寝るときの高すぎる枕は避けましょ。目安として、喉元にしわが起こらないレベルの高さが理想です。
- 首周りのストレッチをする:
前後左右にゆっくりと首を伸ばすストレッチ
ストレッチポールや丸めたバスタオルを使って、仰向けで背中を伸ばしたり首を伸ばすストレッチ
立ったまま腕を組んで胸を開き、頭を後ろに倒すストレッチ
下を向いて作業するという動作は、私たちの生活からは、なかなか外せれないのも事実です。なので、まずは、その姿勢が定着しないように、定期的に動かして、これらの予防法を実践することで、日常生活でのストレートネックのリスクを軽減し、健康な姿勢を保つことができます。
普段の生活に取り入れて、スマホ首から解放されましょう!
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