たいようのつぶやき

脳と筋肉の関係

脳と筋肉はお互いに関係し合っているのをご存知ですか?
脳が筋肉の動きを指令するだけでなく、筋肉の活動が脳にも影響を及ぼしています。

筋肉は運動の際にエネルギーを使うだけでなく、マイオカインと呼ばれるさまざまな物質を産生・分泌しています。その中でもIGF-1というマイオカインは脳を保護する役割があるとされています。

運動によって筋肉から分泌されるIGF-1は脳に届き、BDNFという物質の発現を増加させます。

BDNFは脳の様々な部分で働き、特に短期記憶の中枢である海馬で新しい神経細胞の発生を促進します。運動によって海馬で新しい神経細胞が生まれることが報告されており、これが新しい情報を記憶として保存するのに役立っている可能性があります。

どのような運動がより効果的なのかは、まだ明確にはわかっていないですが、運動をして筋肉を動かすことによって脳が活性化されるなら、積極的に運動を行いたいと思っていただけたと思います。

中には、体の不調で運動がなかなか出来ないと言う方もいらっしゃると思います。そんな方は、まずは体を整えるところから始めましょう。
当院でも、ファンクショナル・ペイン・マネジメントケアとして、骨格筋バランス調整を行なっています。疼痛の原因を特定して、生活機能を改善することに焦点をあて、日常生活で機能的に過ごせるようにサポートを行なっております。

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