夜も長くなり、家で過ごす時間も増えてきましたね。
と、いっても休みの日は、スマートフォンや本を読んで過ごしてます!という方にはあまり関係ないかもしれませんが。
デスクワークで起こりやすい症状として、VDT症候群というものがありますが、その中でも、頭を前に突き出した姿勢が定着して起こるのが、ストレートネック
このストレートネックは、様々な体の不調を作り出す為、注意が必要です。
今回は、そんな要注意のストレートネックについてです!
ストレートネックによる影響
背骨は、横からみるとS字カーブをしているという話は聞いたことがあると思います。
背骨は、首の部分を頸椎、胸の部分は胸椎、腰の部分は腰椎といいますが、頸椎は前に湾曲しており、胸椎は後ろに湾曲、腰椎は前に湾曲しています。
ある程度、角度も目安があり、頸椎は30度から35度、胸椎は40度、腰椎の角度は45度が目安となります。
パソコン作業や、スマートフォンの操作などで、前傾姿勢が多いと、頸椎の角度が広くなり、カーブが真っ直ぐになり、頭が前方並行移動してきます。
本来、頭は、背骨の上に乗っかっているので、うまくバランスが取れており、頭の重さもさほど負担にはならないのですが、姿勢が崩れると、背骨の上に頭が乗らず、バランスもうまく取れないため、頭の重さを首肩の筋肉が支えるようになります。
しかも、角度が前に傾けば傾くほど、頭の重さは増すので、より首肩周りの筋肉に負担がかかるようになります。
例えば、成人の頭の重さは、体重によって違いますが、おおよそ5kgと言われています。
15度前に傾くと、頭の重さは、12kgと増えます。
さらに、30度前に傾くと、18kg、45度前に傾くと22kgと増えていきます。
お辞儀をする程度の一時的な前屈みなら、問題ないですが、長時間同じ姿勢を続けてしまうと、頭をささえるために常に筋肉を使うため、首肩周りがしんどくなるのは、当然です。
また、その姿勢を長時間続けることで、その姿勢が定着してしまうと、常に首肩周りの筋肉が緊張しつづけるようになります。
まだ、定着していない場合は、定期的にストレッチをすることで、改善させることが出来ますが、定着してしまうと、正しい姿勢を維持させる筋肉も落ちてしまっているため、簡単には治すことはできません。
定着しないように、なるべく姿勢に気をつけ、ストレッチをおこなうようにしましょう!
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